Twitter(現X)のDMで友人や知人から送られてきた面白い動画や大切な思い出の動画を、後で見返したいと思ったことはありませんか?しかし、いざ保存しようとすると「どうやって保存すればいいの?」「相手にバレてしまうのでは?」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、TwitterのDMで送られた動画は、通常の投稿動画とは異なり、公式アプリやウェブ版では直接保存機能が提供されていません。そのため、多くのユーザーがTwitterのDM動画の保存方法を探し求めています。この記事では、PCとスマホの両方で使える実用的なDM動画保存方法をわかりやすく解説します。安全性や相手への影響についても触れながら、あなたに最適な保存方法をご提案いたします。
Part 1. Twitter(X)のDM動画を保存できる?
結論から申し上げると、Twitter(X)の公式アプリやウェブ版では、DMで送られた動画を直接保存する機能は提供されていません。通常のタイムラインに投稿された動画であれば、右クリックで「動画を保存」といったオプションが表示されることがありますが、DM内の動画に関してはこの機能が制限されています。
これは、プライベートなメッセージという性質上、Twitter側がセキュリティとプライバシーを重視していることが理由として考えられます。DMは個人間の私的なコミュニケーションツールであり、送信者が意図しない形で動画が保存・拡散されることを防ぐための仕様といえるでしょう。
しかし、TwitterのDM動画の保存方法が全くないわけではありません。Chromeの開発者ツールとVLC、拡張機能や、録画機能を活用することで、DM内の動画を保存することは可能です。ただし、これらの方法を使用する際は、著作権や相手のプライバシーに十分配慮することが重要です。
では、具体的にどのような方法でTwitterのDM動画保存できるのでしょうか。保存する方法を詳しく解説していきます。
Part 2. PCでTwitter(X)のDM動画を保存する方法
PCでTwitterのDM動画保存する場合、主に3つの方法があります。それぞれの特徴と手順を詳しく見ていきましょう。
方法①|Chromeの開発者ツールとVLCを活用する
TwitterのDMで受け取った動画は、通常の方法では保存できませんが、Chromeの開発者ツールとVLCメディアプレーヤーを使うことでPCに保存することが可能です。この方法では、ブラウザ上でやり取りされる動画データのURLを取得し、VLCでその動画を再生・保存するという流れになります。
少し技術的な手順も含まれますが、順を追って進めれば難しくありません。以下に具体的な手順を紹介します。
▼ Chromeの開発者ツールとVLCを活用してTwitterのDM動画を保存する方法
手順 1 まず、PCのブラウザ(Google Chrome)でTwitterにログインし、保存したい動画が送られてきたDM画面を開きます。動画を一度再生しておくと、後の手順がスムーズになります。
手順 2 続いて、動画の再生ページ上で右クリックし、メニューから「検証」を選択します。もしくはキーボードの F12 を押すと、開発者ツールが開きます。
手順 3 開発者ツールの上部にある「Network」タブをクリックします。次に、DM動画をもう一度再生してください。
手順 4 再生が始まると、Networkタブにさまざまな通信データが表示されるので、検索フィルターに「m3u8」を入力して絞り込みます。動画ファイルと思われる項目を見つけたらクリックし、「Headers」タブ内の「Request URL」をコピーしましょう。
手順 5 VLCメディアプレーヤーを開いて、メニューから「メディア → ネットワークストリームを開く(Ctrl+N)」を選択します。
手順 6 コピーしたURLを貼り付けて、右下の「再生」ボタンの右にある ▼ボタンをクリック →「変換」を選択。
手順 7 変換設定の画面では、出力形式を「Video – H.264 + MP3 (MP4)」に指定します。次に、保存するファイルの名前と保存場所を選び、「開始」ボタンをクリックします。
手順 8 変換が完了すると、TwitterのDM動画は指定した場所にMP4ファイルとして保存されているはずです。
方法②|Chrome拡張機能を使用する
開発者ツールとVLCを活用すれば、確実に動画を保存することができますが、多少手間がかかるうえに、初心者の方にはやや複雑に感じられるかもしれません。もっと簡単な方法を探している方には、Chrome拡張機能を使った方法がおすすめです。
例えば、「X/Twitter DM Downloader」などの拡張機能は、Twitter(X)のDMやグループチャット内の動画を直接ダウンロードするための便利なツールです。この拡張機能を使えば、複雑な手順を踏むことなく、簡単にTwitterのDM動画を保存できます。
▼ X/Twitter DM DownloaderでTwitterのDM動画を保存する方法
手順 1 Chrome Web Storeで「X/Twitter DM Downloader」を検索し、「Chromeに追加」をクリックしてインストール
手順 2 Twitter(X)にログインし、保存したい動画があるDMを開く
手順 3 動画の右上に表示される3つのドットメニューをクリック
手順 4 新しく追加されたダウンロードオプションを選択して保存
Firefoxユーザーはこの拡張機能を利用できないため、後述する画面録画などの代替方法を検討する必要があります。
また、現時点ではDM動画にうまく対応できておらず、ダウンロードボタンが表示されないことが多いほか、拡張機能自体がクラッシュするケースも報告されています。
拡張機能を使用する際は、信頼できる開発者によるものを選び、レビューや評価を事前に確認することが重要です。
方法③|画面録画を使用する
画面録画は、どのデバイスでも利用可能な方法で、特にブラウザ拡張機能が使えない場合の確実な選択肢です。この方法では、TwitterのDM動画を直接ダウンロードするのではなく、動画の再生画面を録画することで保存します。WindowsのPCでは標準機能として画面録画機能がついています。
▼ 画面録画でTwitterのDM動画を保存する方法
手順 1 [Windows] + [G] キーを押す
手順 2 キャプチャから録画ボタンを押す
手順 3 Twitter(X)のDMで動画を開き、再生する
手順 4 動画の再生が終了したら録画を停止し、ファイルを保存
この方法は、TwitterのDM動画を保存しても相手にバレるのでは…と心配な方にも安心して使える方法です。画面録画は受信者側の操作であり、送信者に通知が行くことはありません。
Part 3. スマホでTwitter(X)のDM動画を保存する方法
スマートフォンでTwitterのDM動画を保存する場合、PCと比べて選択肢は限られますが、確実で安全な方法があります。iPhoneとAndroidの両方で利用できる画面録画機能を活用することで、簡単にDM動画を保存できます。
画面録画機能は、どのデバイスでも利用可能な方法ですが、特にモバイルデバイスでは最も確実で唯一の方法とされています。現在のスマートフォンには標準で画面録画機能が搭載されているため、追加のアプリをインストールする必要がありません。
iPhoneの画面録画でTwitterのDM動画を保存
手順 1 スマホ画面の右上から下にスワイプして「コントロールセンター」を出す
手順 2「画面収録」が追加されていない場合は、「コントロールを追加」から「画面収録」を追加
手順 3 Twitter(X)アプリを開き、保存したい動画があるDMを表示
手順 4 画面の右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
手順 5 画面収録ボタン(⚫)をタップし、3秒のカウントダウン後に録画開始
手順 6 DM内の動画を再生し、再生が終了したら再度コントロールセンターを開いて録画停止
手順 7 録画したファイルは「写真」アプリに自動的に保存される
Androidの画面録画でTwitterのDM動画を保存
手順 1 画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示
手順 2「画面録画」または「スクリーンレコード」アイコンをタップ(機種により名称が異なる場合がある)
手順 3 録画設定で音声の収録を有効にする
手順 4「開始」をタップして録画を開始
手順 5 Twitter(X)アプリでDM動画を再生
手順 6 再生終了後、通知パネルの録画停止ボタンまたは画面上の録画インジケーターをタップして停止
手順 7 録画したファイルは「ギャラリー」や「フォト」アプリで確認できる
⭐ 録画前に画面の向きを固定しておくと、安定した録画が可能
⭐ 通知音やバイブレーションを一時的にオフにすることで、録画中の中断を防げる
⭐ 動画の画質を最大限に活かすため、画面の明度を適切に調整する
⭐ 録画ファイルは容量が大きくなる場合があるため、ストレージの空き容量を確認する
Part 4. 追記:確実にTwitter(X)の動画を保存する方法
DM動画の保存方法について解説してきましたが、タイムライン上に投稿された動画も「保存してオフラインで見たい」と思うことがありますよね。特に高画質な映像や限定公開のような投稿は、後で消えてしまう前にPCに保存しておきたいものです。
そこでおすすめなのが、FliFlik UltConvというPC専用の動画ダウンロードソフトです。Twitter(X)に投稿された動画のURLを入力するだけで、簡単に高画質で保存できるのが特長です。ブラウザ上の操作だけでは難しいケースでも安定して動作し、対応フォーマットや画質の選択肢も豊富。次では、このFliFlik UltConvの魅力と使い方を詳しくご紹介します。
- Twitter動画を画質劣化なしで保存可能
- 複数のツイートURLを同時に入力して、動画を一括ダウンロード可能
- 用途に応じた形式で保存でき、再編集や再利用にも便利
- 広告なしで快適に使えるシンプルなインターフェース
- WindowsおよびMacに対応
- ダウンロード速度が安定しており、大容量動画も高速処理
- YouTube、ニコニコ動画など、多くの人気動画サイトにも対応
▼ FliFlik UltConvでTwitter動画を保存する方法
手順 1 公式サイトからソフトをダウンロードして、画面の案内に従ってインストールします。
手順 2 保存したいTwitter動画のページにアクセスし、その動画のURLをコピーします。
手順 3 パソコンでUltConvを起動し、メイン画面で「ダウンロード」タブの「複数のURL」を選びます。
手順 4 URL入力欄に、コピーしたリンクを一つずつ貼り付けて、「ダウンロード」ボタンをクリックします。UltConvは複数URLの一括読み込みに対応しているため、まとめて解析可能です。
手順 5 ダウンロードが完了すると、「ダウンロード済み」セクションにダウンロードされたTwitter動画が表示されます。
まとめ
Twitter(X)のDM動画は公式では保存できませんが、適切な方法を使えば問題なく保存可能です。PCなら「Chromeの開発者ツールとVLC」、スマホなら画面録画が実用的です。どの方法でも相手に通知されることはないため、安心して利用できます。また、タイムラインに投稿された動画を保存したい方には、PC専用ソフトFliFlik UltConvがおすすめ。高画質で簡単にダウンロードでき、投稿動画の保存に特化した便利なツールです。